ぼくらのマーダーと考察。
オッス!オラクズヲタ!!
こんにちは!浅倉です。
半袖の季節になりましたね。まだ6月だというのに。今日の一皿を紹介する某番組の自担の二の腕が眩しいです。
そんな『初夏って何?』と思うようなうだる暑さの中、
オフ・ブロードウェイミュージカル
『MURDER for Two』を観劇してきました。
主演は我らが世界に誇る亀戸発信の全ジャニヲタの彼氏(自称)坂本昌行さん。
そしてそして。あの!!マルチな才能でおなじみ!キッチュさんこと!!松尾貴史さん。
それはそれはもう大変上質なエンターテインメントがそこにあったわけで。
もっと論理的な感想が見たい方は他のブログに行くことをお勧めします。だっておばちゃん語彙力ないもん。やばいすごいしか言えないんだもん。
そして今回のミュージカルを通しておばちゃんが抱いた一番語彙力のある感想はこちら。
『オイ、俺たちもしや何かすげえ人好きになっちゃったんじゃないか!?』
今回のミュージカルで、松尾さんは刑事に憧れる警察巡査、我らが坂本くんは女性・子どもも含め計10人の役柄を演じました。簡単に登場人物とその特徴を説明していきますね。
マーカス・モスコウィッツ(演・松尾さん)
刑事に憧れる巡査。先輩刑事が現場に遅刻することになったことを昇進のチャンスと考え、刑事と称してホイットニー邸で起きた殺人事件を解決しようと試みる。
アーサー・ホイットニー
殺人事件の被害者。自分の周りにいる様々な人物を題材にして小説を執筆していた。
ルー
マーカスのパートナー巡査。作中には一切実体化して出てこない。
以下全て演・坂本くん
ダーリア・ホイットニー
被害者の妻。若い頃にショーダンサーをしていた。一度しゃべりだすと止まらなくなることがあり、推理を混乱させてしまう。
ステフ・ホイットニー
ホイットニー夫妻の姪で、好奇心旺盛な大学院生。『田舎町で起きた殺人事件の解決のサポートの方法』というタイトルの卒論を執筆中、殺人事件に遭遇する。マーカスに好意を寄せている。今作1の人気キャラ。
マレー&バーブ・フランドン
ホイットニー邸の近所に住む中年夫婦。夫婦仲が険悪なようで、お互いを罵りあうことがしばしば。
バレット・ルイス
有名なプリマドンナ。容姿端麗、しなやかな動きと色気のある喋り方でマーカスをオトす。被害者アーサーと関係を持っていた。
ドクター・グリフ
老齢の精神科医。曲がった腰としゃがれた声が特徴。アーサーに患者の情報を垂れ流し、アーサーはそれを元に小説を執筆していた。
ティミー、ヨンカーズ、スキッド
パーティーに招待された地方の少年合唱団員。ヤンチャで活発なティミー、内気で恥ずかしがり屋のヨンカーズ、クールで冷静なスキッド。
ヘンリー・ヴィヴァルディ
田舎に住む方言のキツい消防士。物語中盤で「トイレに入っていた」といきなり登場し、風のように去る。
ヴァネッサ
マーカスの元恋人で凶悪殺人犯。獄中自殺する。事件とは直接関係ない。
警察署長
ヴァネッサを取り調べする。
ぜえ…はあ…
多いよ!!!!!!!!
松尾さん演じるマーカスは基本ツッコミ役なのですが、まあキレのいいことキレのいいこと。冴え渡ってました。なのにどこかオトボケのマーカス。シャツの下には可愛らしい犬のキャラクターTシャツ。憎めない奴め。
そして坂本くん。アンタすげえよ。
正直見る前は「落語みたいに滑稽な感じなのかな」と思ってました。でも違った。幕が開いたらそこにはいそいそとパーティーの準備をするおばさんがいました。好奇心旺盛なブロンドヘアーの女子大生がいました。すごくない?蓋を開けたら44の筋肉質なおじさんだよ??
ステフが可愛らしくピョンピョンと跳ねるシーンなんて、そこそこタッパのあるおじさんがジャンプしてるのに軽い軽い。「ドスドス」なんて音は一切していませんでした。ピョンピョン。すげえよ。
あとね、私はヨンカーズちゃんを激推ししてます。プッシュプッシュ。
おじさんどこから声出してんの!?ってくらいかわいい声。仕草や目線の配り方なんてもう見るからに内気な男の子。おこづかいあげようねえ。なでなで。
…さて。ここまでは愉快なヲタクの現場レポートでした。
ここから本題に入ります。
題して。
妄想力の高いヲタクの深読みタイム〜!!!
とりあえず作中での疑問に思った出来事列挙していきますね。時系列はどこかにお出かけしてます。
・自分の夫が殺されたにもかかわらず「人が死んでる〜〜〜!!!」と超他人事のダーリアちゃん。夫が殺害されたことよりもアイスを食べた犯人の方が気になる様子。
・電気を消した雷に向かって「ありがと」と呟くダーリアちゃん。ところで電気はいつ復旧した?停電したままじゃダーリアちゃん踊れないよね
・ヘンリー、お前は誰だ。なぜそこで急に?殺人があったのになぜトイレから出てこなかった?
・だーれが殺したドクター・グリフ!!最後までこれは解決しない
・バレットはなぜ殺害をほのめかす供述をしたのか
・バレット、レオタードの替え持ちすぎ問題。
・途中で急に自白し始めるダーリア。殺害方法とか全然合ってなくて支離滅裂
ざっとこんな感じです。
なにか見解があったり、ここは作中でこう解説されてたよっていうのがあったら是非是非教えてください。
最後に個人的解釈をひとつ。
ドクター・グリフは事件の解決のヒントとして、最期にこんなセリフを残して逝きます。
『誰がそうかではなく、誰がそうではないかだ…』
マーカスはこの言葉を元に、犯人は『小説に描かれていない人物』であると推理し、相棒であるルーが小説に描かれなかった逆恨みでアーサーを殺害したという結論に達します。
いや待て。
無理があるぞ。
しかもルーは一度も実体化して登場することがないので、もちろんセリフもありません。見方によってはマーカスたちがルーの反論を一切無視して彼を犯人に仕立て上げたようにも見えました。
ここで解釈①。
犯人は小説に描かれなかった人物である。とすると。
アーサーは生前、刑事が主人公の小説を描きあげました。ステフはその小説の刑事をマーカスがモデルだと思い込みます。しかしマーカスは最後のシーンでこう言います。
『だから言ったろ?あれは僕じゃない。』
その小説のモデルがマーカスではないのなら、マーカスは小説に描かれていない人物になります。
解釈①、マーカス犯人説。
そして解釈その②。
『誰がそうではないのか』⇨『誰が犯人ではないのか』を探す。
つまり、犯人でない人間を見つけることの方が困難。
解釈②、全員犯人説。
おばさんの解釈に付き合ってくれてありがとうございました。
ここまで読んでくださったなんてあなたも物好きですね。ていうか誰もここまで読んでないと思って書いてますけれども。
次回のブログの更新はいつになるでしょうか。
書きたいトピックは山のようにあるので、時間のあるときにぼちぼち作成したいと思っております。時間のあるときに。
これを書いている翌日にTOEFLを控えているのでそろそろお開きにしますね。
引用RTでもなんでもいいので皆さんのマーダーに関する解釈などありましたらなんらかの形でそっと浅倉に教えてください。アデュー。